後世にのこる物
僕は
物を作るのが好きなのだなと思います。
物を作っている時の没入感
辺りが無音になり
目の前の20センチ範囲のことしか
目に入らなくなる誠に集中した状態。
禅でいうところの無を簡単に体験するには
これ以上の”無”の状態はないと思います。

写真は、先日手にした古布
数十年前に織られ、染められ
しつけ糸かと思うほどのシンプルだけれども
塗った方の正確さが伝わる縫い跡
見る人によってはただの布かのしれませんが
今の僕には到底できない染めや裁縫。
思わず手に取りました。
消費する現代において
後世の人が思わず手にとってしまうもの
そんな物作りをしたいと
ただただ思いました。
若い頃、父から家具職人になれと言われ
ベリーヤングな僕はその言葉に耳を
貸さずにいましたが
今思えば、その道も素晴らしく
僕の物作り好きを見抜いていた
父なのかもしれないと今になると思います。
