私の、ありふれた景色
毎年このくらいの時期になると、
わが家には
石油ストーブと
大きなこたつが登場する。
小さい頃から当たり前にあった
わたしにとってのありふれた景色

こたつにみかん、
も、当たり前の景色
ひとりの冬、
こたつも、
石油ストーブもない冬
石油ストーブの上で沸くやかんの音
おやつの時間になると、
石油ストーブの上に
網を置いて干し芋を焼いて
お茶をすする、
当たり前にあった、時間
なるほど、
当たり前にあった景色が
「恋しい」って、こんな気持ちなんだ。
当たり前に進んで行く
この毎日がどれだけ幸せで
突然に失った時に
恋しくなるか、
無くなった時にやっと、気付くのね。
肌に触れる空気がずいぶんと
冷えてきました。
毎日を、大切に、、