全てのアイデアは歴史の中に
先日、「美しいぼろ布展」を見に
行って参りました。
海外の人気が非常に高い”BORO”
逆輸入的に日本のヴィンテージも改めて見直され
高値で取引されるBOROの現状。





過去の衣類や布団、ハギレ布に宿る力は
圧倒されるものばかりでした。
東北地方などの寒い土地の先人たちが貴重な布を大切にし
母親は夫や子供のために刺し子をして繕い
補強・防寒をしました。
夜も更けた頃、焚き火などの少ない光の中
チクチクと大切な人のためにひと針ひと針。
そこに生まれた「美」は現代には
再現のしようがない素晴らしいモノだと思います。
この「一枚の布を大切に」というコンセプトは
ファストファッションが席巻する現代にとって
忘れ去られている最も大切なことなのかもしれません。
まだ構想の段階ですが
このコンセプトを基に新たな計画を進行しています。
お披露目はおそらく秋頃になるかと思います。
「全てのアイデアは歴史の中にある」
以前、CHEMEXのワークショップに出た時に
Bearpond Espressoの田中さんが言ってくれたことを
思い出します。
お楽しみに。
Back Your Luck.