オトコ拝見
「ママ、オトコ拝見したいけど、今日はいないね。」
「??」
お茶を始めた我が子は、男を探していた。

日本には新しい言葉も古い言葉もあります。
應無処住而生其心
オウムショジュウニショウゴシン
出典は『金剛般若経』
禅語の解説は”依存すべき根拠は何処にも無いのに心が生じる”
読み下せば、「まさに住する処なくしてしかもその心を生ず」
一切は空であり、永遠に存在するものは何も無い。したがって心といっても実体があるのではなく、あらわれた現象に応じて働き出すだけのことであるという意味。
ー禅語の茶掛けを読む辞典より(講談社学術文庫)
角田恵理子 沖本克己
美しい言葉ですが難しい。
しかし、家族が説明してくれたり、そのコミニュケーションが素敵な時間となることでしょう。
そしてその意味がわかった時に味わい深く尊さも感じることができるのでは無いでしょうか?