刻一刻と
初めての夜行バスで
奈良へ向かい、正倉院展を
見に行ったあの日
何も知らず、ただ必至に国宝を目に刻み
唯、圧倒されるその場所で
心洗われ
乗った東京への帰路
そんなバスで出会ったのは
奈良の国立博物館で
働いていだという方。
好奇心でたくさんの質問をした数時間。

そんな方からの推奨本に目を通している今日。
不思議なご縁から得る自分の
新しい情報に
心躍らせながら、ページをめくります。
『若いのに』
と、言われるのもあと数年のこと
進んで良いものを目にし続け、
何度も何度も目に焼き付けて、、
そうしたらいつか、
自分の目と心が良いと思ったものが
『本物』を引き当てられるような
そんな日がくるのだろうかと
ふと、、考えます。
時間はいつも、莫大にあるようで無い。
いつかと思っているうちに
そのいつかはあっという間に
やって来る
