日本の伝統芸能
先日、増上寺で行われた
雅楽の夕べを鑑賞する機会を頂きました。

一歩中に入ると
普段見る事のない風景が広がり
何百年も変わらぬ楽器の音色を
聴きながら
昔の日本の風景を想像する
そんな時間でした。
中には小さなお子様の姿も
ぽつりぽつりと見え、
沢山の疑問を抱き、質問を重ね
今は分からずとも
この空間を共有し
一つの情報として記憶されて
いるであろう、
そんな経験を積んでいる
小さな姿に羨ましさも感じました。
分からずとも記憶として残っている
というある例に、
幼い頃父に連れられて見た
流鏑馬(やぶさめ)があります。

普段は車が通る道路を
馬が勢いよく走り抜けていく姿が
ぼんやりと、けれど確かに
記憶の片隅に残っています。
幼い頃から
一年に一度でも、繰り返し行われる
伝統行事や伝統芸能を見る、経験する
それがどんなに素晴らしい事かと
最近はひしひしと感じます。
国の宝や、
日本ならではの文化に触れる度に
日本は美しく、力強く、
そして優しい国である事を感じ
それがずっと続きますように、
と思うのです。
