静寂

ヨガの偉人曰く、
僕らの世界の音は大きい。 それはたとえ山の中にやって来たとしても同じ。 あなたの頭の中には大きな大きな音がある。
でもそれは、
たとえどれほど音が大きい場所にいるとしても
静寂に寄り添うことができるという事を表している。
静寂は外の環境に依存するものではなく
本来は内の環境に従うことで起き得る。
これまでの自分は、大きな音に従い、流され、飲み込まれ
見失っていたのかもしれないと、ここ数週間で
考えるようになりました。
大きな変化は人に不安と、孤独と、虚無を感じさせます。
でも座を組み、自己とゆっくりと丁寧に向き合うことで
その大半は自分の脳が生み出していることに過ぎない
と、気づく。
こうして向き合うこともなければ、不安や孤独、虚無を
「紛らわす」という最も簡単な方法で
解決していたかもしれません。
どこにいても静寂を心に持つためには
静かな場所に行くのではなく
人が最も嫌いな行為と言われる
「自分と向き合う」
ということで内なる環境に従うことができるのだと思います。
座禅をすることによって目に見えるような変化が起きたり
突然悟りを開くなどということはないと思います。
ただ、そこに座り、呼吸をし、浮かんでくる考えを
観察するだけで意外な心境の変化はあるかもしれません。
みなさんもよろしければ是非。
