徒然なるままに

わたくしの楽しみの一つに、独りでいるという行為があります。
孤独とは違って、音のない世界にも似た、
視覚と嗅覚でのみ反応を感じる時間とでも申しますか、
朝の支度の作務はこれに近いのかもしれません。
早起きすることはそれに似た行為でもあるのかもしれません。
世間様が寝静まっている夜も。
わたくし以外のものはそっと存在のみで語りかけてくる。
いいえ。わたくしが感じ取るもののみ、わたくしが反応する。
もちろん、携帯電話など、どこかへ。
電源を切ることに慣れていない、昨今の方へ。
たまにはそんな時間をとってみてください。
見えないものが見えてまいります。