「無」
座禅やマインドフルネス、シャヴァーサナなど、瞑想には「無」や「空」という言葉をよく耳にします。
そもそも「無」とは何かなど、誰にも伝えられる事が出来ない超個人的感覚に思えます。
「簡単に無の境地にはたどり着けないのではないか?」
「そもそも無って何?」
「仕事が忙しくて何も考えないなんて無理…」
など、様々なご意見があると思います。
そんな時は…
無になろうとする事をやめましょう。
「無」の反対は「有」
「有」があるからこそ「無」があるのだと思います。
だから「有」を大切に、今の自分の「有」を見つめる。
その見つめた「有」を、自分の中で通過させる。
私の師曰く、「座禅をする時は色んな思いを通り過ぎさせる」
今の自分の考えをただただボンヤリ見ればよいのですね。
溢れ出てくる考えをただ通過させる。
入れないのではなく、入れて通り過ぎるのを傍観する。
そこに有から生まれる無があるのだと思います。
座禅や瞑想には人それぞれのアプローチがありますが、難しいようで実は簡単な「無」へのアプローチがあります。
小苦樂でも6月より座禅のクラスを始めます。
梅雨の時期に、雨音とエリックサティの調べに身を委ね
通り過ぎる自分の大切な「有」を傍観してみませんか。
